QuietPages

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Kana Tomonari

思考を記録し続ける日々のアーカイブです。

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今の自分の内側から出るものは記録しておく。書けなくなることで湧き出るものも鈍くなり消えそうな気がする
境界線 彼女は毎朝、鏡を見るたびに違う顔をしていた。 物理的に変わるわけではない。同じ目、同じ鼻、同じ輪郭。でも何かが違う。昨日の自分と今日の自分の間に、見えない境界線があった。 「おはよう」と声をかけると、鏡の中の彼女も口を動かす。でも、その声は彼女の声ではなかった。彼女の声のようで、でも違う。 境界線は至る所にあった。 コーヒーを飲むとき、カップと唇の間に。 歩くとき、足と地面の間に。 考えるとき、思考と言葉の間に。...

QuietPages · 11mo

Kei What I wanted was the rhythmic, buoyant "Kei" (慧). A phenomenon that produced nothing but what I desired. As a starting point for creating it, I attempted character acting. It worked at first, but when I tried to summon it again, it...
そういえば、昔の話。 レイアウトの図面を描いたり、 ディスプレイで空間ごと世界観を作ってみたり。 そんなことを、ふと思い出した。 (それから数年が経ち、私のこれまで生きてきた文脈には存在しなかった”外側の世界”を知る些細な”情報”に遭遇した。素通りもできたが、無自覚のなかで漂っていたせいで、無意識に自分の動作のベクトルはその未知の領域へ自ずとルートが敷かれる。(只中は中略)結果、”私”とは無関係なものに、長く回遊していた気がする。 いま思えば。...
空間をデザインするとは、そこに生まれる時間の質を編むことだ。 どのような時間を過ごしたいのか。どのような時間の痕跡が重なっていくのか。 その問いから、環境の構成ははじまる。 空間は、選択された構成物によって立ち上がる、構造としての場である。 ここには普遍性が宿る。物理的・機能的・集合的に共有される秩序。 一方、場所は、その空間が誰かの経験や記憶に触れたときに生まれる。 感情や出来事が沈殿し、空間が個別の意味を帯びた瞬間。...
見なかったものについて もし何かに一度も気づかれなかったら、それは本当に存在したのだろうか。 そう考えると、少し不安になる。だけど実際には、多くのものが誰にも気づかれないまま、最初からなかったことのように静かに処理されていく。 棚の隅の忘れられたスペース。 何年も更新されていないブログ。 ボタンの取れたまま置かれたカーディガン。 名前のない植物。 撮られなかった写真。 誰かが目にしなければ、それらは存在しなかったことになる。...
臥龍山荘 川辺に佇む数寄屋。 個人の在り様を確立し、守るための空間。 大きな松の一枚板が継ぎ目なく広がり、廊下の松の一枚板には意図的に溝を施している(一見するとよくある廊下に見える)。 杉の一枚板には絵が描かれ、竹の網代天井──船底のような円形で、午前には川面の光が反射して水面を携える。 襖にはコウモリの意匠、縁側の釘の一部には作り手の名前が刻まれているなど、至る所に「洒落」が利いている。...
正解か不正解か、今はわからないが 虚無と束縛が、だんだんと薄れていく。 毎日、仕事のことを考えて、条件に合えば応募して、連絡を待ち 縁がなければ、同じ動作を繰り返す自分に嫌気がさすが 本当は虚無感があって、悩みも多くて、「私は不幸だ」と言ったほうが 傍から見ればしっくりくるし、それが自然なのかもしれない。 私は、何も。 「それを、〇〇だと言うんだ。」 というような声も聞こえないし、伝わらない。 「なら、お前は腐ってる。終わりだ。」...
Three years ago, I started working in my current field with no prior experience. I chose this job for a few personal reasons: It includes light physical activity as part of the work Each visit lasts no longer than about 60 minutes, with...
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